すな粉妄想日記

ユーゴは魔道師ダレスとの
その行為が、実はあまり
好きではありませんでした。

何故なら、体のあちこちを
触られたり舐められたりすると
どうにも落ち着かなくなるのです。

体中が熱く火照って、疼き出して…

時折、とても強い刺激を感じたりもしました。

そんな時は決まってユーゴは声を上げます。

するとダレスは、何度もその場所に
触れてくるのでした。

撫でるように優しく…

あくまでもそっと。

ただそれだけなのに、
どうしてこんな気持ちになるのか
ユーゴには分かりませんでした。

ひとしきり体を愛撫した後、
魔道師はまた来ると言い残して
帰って行きます。

ユーゴは途方にくれました。

体が疼いてたまらないのです。

熱い何かが、ユーゴの
内側からしきりに責め苛んでくるのです。

それはとても狂おしく、切ないものでした。

あまりに辛いので、魔道師がしたように
自分で触ってみたりもしました。

が、体の疼きは治まらず、
かえってもどかしさが増すばかりです。

結局、時間が経って
体の火照りが静まるのを待つしかないのでした。