すな粉妄想日記

４本の腕が同時に、または代わる代わる
ユーゴの体を押さえ付け、まさぐっていた。

「や、止めろ！！」

ユーゴは必死にもがいて逃れようとしたが、
自分よりも体格が勝る男２人相手では
到底叶うはずもない。

あっさりとねじ伏せられ、
抵抗も空しく装束を剥ぎ取られていく。

「ああ、…い、いやだ…」

白い肌が無情にも晒け出される。

「は、はなせっ…、ん、ぐっ！！」

叫ぼうとしたところを
強引に唇を塞がれた。

ぬめりを帯びた舌が口内を蹂躙する。

「…む、…ぅ…っ、」

ユーゴは苦しげな呻きを漏らし、
懸命に身を捩った。

それを嘲笑うかのように
別の腕が、剥き出しにされた肌を這い回る。

「んんっ！！」

桜色の突起を摘まれ、
細い肢体がびくんと跳ねた。

「…ふ、ぁあ…、…」

艶めいた声が、合わせられた唇の合間から
零れ出る。

それはユーゴが、初めて経験する感覚だった。

自分以外の人間に触れられ、
強制的に意識させられる。

不快感から違和感へ、

違和感から快感へと…

「…っ、…うぅ…」

これ以上ないほど屈辱的で、背徳的な行為に
犯されているというのに…

「あ、ぁ…！！」

体の奥が熱く、何かを求めて疼き始めていた。

（いやだ…、こんなっ…！！）

声にならない悲鳴が上がる。

嫌悪感のあまり全身に震えが走った。

しかしもう、ユーゴに逃れる術はない。

その瞳に涙が溢れ、
頬を伝って跡を残した。