すな粉妄想日記

管理人の不届きな妄想日記です；主にＹｓ０ファクト兄弟中心。 ※オリジンネタバレ注意※

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それは僕が弟だったから、３

ここ最近、牛のお産が夜中にあったり、
双子を出産した母牛が転倒した拍子に
立てなくなったりと大変な事続きでした；
少し前にも双子を産んだ母牛が体調を崩し
そのまま廃用になってしまったので
気が気ではありませんでしたが、
こちらは無事回復。ああ良かった～。
連日疲れた顔をしていたせいか、
誕生日のお祝いに義妹が仙豆をくれたのです^^
ありがとうありがとう（笑）頑張りますよ！！
ちなみに今日も、ついさっき子牛が産まれました；

ところで先日、自分の過去のブログを
読み直していたらこんな記事が↓
「素手でアドルを井戸に叩き込む
ダルク＝ファクトの夢を見た」
魔法はどうしたのファクトさん！？

↓本日のファクト兄弟妄想↓

[0回]

「……俺だって」

頭上から兄の声が降ってくる。

「自分の事ばかりだった」

穏やかな、けれど微かに苦しげな響きを帯びた口調。

「お前に…こんな思いをさせて…」

「でも、それは…！！」

反射的にユーゴは声を上げる。

泣き続けたせいで掠れてしまっていたが…

「僕の……、僕のためだったんじゃないか」

必死で言葉を紡ぎ、兄の顔を見つめた。

視線が絡まり合ったかと思うと、
瞬く間に愛しさが込み上げる。

はち切れそうに高鳴る鼓動を感じながら、

「トール兄さん……」

涙交じりの声でその名を呼んだ時―

「ユーゴ…！！」

強く逞しい腕が、ユーゴの体を
力一杯抱きしめてきた。

それは言葉にならない叫びのようで。

痛いほど伝わってくる
不器用な兄のもどかしさ。

「……償わせてくれ」

耳元で囁く兄の声を、
温もりの心地良さに身を任せながら
ユーゴは聞いた。