すな粉妄想日記

「んっ…、はあ…」

甘い吐息がユーゴの唇から零れる。

「うぁっ！！」

時折ほとばしる嬌声。

トールは心底楽しそうに、
弟の体を弄んでいた。

「もう…いい加減…にっ…、」

荒い呼吸をしながら
涙目になったユーゴが言う。

こういう事をするならするで、
それに集中してもらいたかった。

遊び半分でされるのは
我慢がならない。

恥ずかしくてたまらないのだから。

しかし、ユーゴにとって気の毒な事に、
トールにはそれが面白いようだ。

「あと、隠してありそうなところは…」

白々しくもまだ、お菓子を探す姿勢を続けていた。

舌で口内をかき回したり、
服を脱がせてあちこちまさぐったり…

怒ったユーゴが抵抗しようとすると、
その都度敏感な場所を刺激してくる。

途端に全身から力が抜け、
トールのいいようにされてしまう。

忌々しく思いながらも、
ユーゴには成す術がなかった。