すな粉妄想日記

「ひっ…、くああっ！！」

入口をこじ開けるようにして、
ダレス自身が押し入って来た。

身を引き裂く、圧倒的な異物感。

腰から背中にかけて
凄まじい激痛がユーゴを貫く。

「ぅ、は…っ」

目の前で白い閃光が閃いた。

あまりの衝撃に息が詰まる。

体中が軋みを上げ、
無慈悲な侵入に抵抗を示す。

「ぐ…、あぅ…！！」

苦しい。

熱い。

全身が壊れそうなほど。

耐えられない。

こんな苦痛は。

でも、

「っ、…あ…」

痛みの中から生み出される
この感覚。

敏感なところを突き上げられる度に
駆け巡る。

身の奥に刻まれていく、これは…

熱く痺れるような、

「ん…、ふぁ…」

全身を絡めとるような、

「はあっ…！！」

気も狂いそうな位の、快感。

「良い子だ…ユーゴ」

そっと囁かれる甘い言葉。

涙で滲む視界に映った
紅い瞳と銀の髪。

ユーゴの意識が認識する。

ああ、

そうだ…

自分はこの男に、

ダレスに、

…抱かれているのだ。

ありったけの欲望を注がれて。

自らも情欲に溺れて。

「あ、ああっ…！！」

ユーゴはダレスの腕の中で、
至高の快楽に飲み込まれて行った。