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すな粉妄想日記

管理人の不届きな妄想日記です; 主にYs0ファクト兄弟中心。 ※オリジンネタバレ注意※

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花散る中で2

昨晩、夜桜を見に行こうと計画していたら、
育成牛がスタンチョンに首を挟んで死亡するという
通常あり得ない事件が!!首を挟む事自体は
たまにありますが、死ぬまではいかない(号泣)
そして気晴らしにしようと思った桜祭りは
やっていなかったという…看板は出てたのに…
出店を期待していた息子はがっかり。私もがっかり。
なので今日のお昼に、もう少し近場の桜並木へ。



ここはお店とかが出ている訳ではないですけども、
道の上から眺めるとものすごく綺麗なのです~vv

↓本日のファクト兄弟妄想↓

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激しく舞う花吹雪の中。

逞しい腕が伸びて、ユーゴの背中に回された。

そのまま優しく抱きしめられる。

トールの大きな胸の中に。

久しく感じた事のなかった、
触れ合う温もり。

子供の頃の記憶が、堰を切ったように
溢れ出す。

「………っ!」

ユーゴはもう、自分の感情を抑える事ができなかった。

兄の胸に顔を埋め、微かに身を震わせる。

瞳の端に涙が滲んだ。

どれだけ、望んでいただろう。

何年も、何年も。

この温もりを。

相手を憎む事で、忘れたと思っていたのに…

「……ユーゴ」

優しい声が降ってくる。

焦がれ続けた、愛しい呼び声。

懐かしさのあまり
たまらず嗚咽を漏らす。

「兄……さん……」

細い腕を伸ばして兄の背中を掴む。

それに答えるように、大きな手が頭を撫でた。

子供の頃と同じ優しさで。

「トール兄さん…!」

風が、更に強く吹き付ける。

舞い踊る花弁。

こんな美しい光景の日に思い起こされるのは、
辛い記憶ばかりだった。

遠ざかる兄の姿。

決して届かない距離。

思い出す度に胸が痛んで。

遠いあの日……

ユーゴは風に心をさらっていって
欲しいと願った。

喪失感と絶望感に侵された心を。

けれど今は。

こんな近くに兄を感じる。

穏やかな温もりに包まれている。

(…ああ…もう……)

このままずっとこうしていたい。

このまま花弁に埋もれてしまいたい。

花吹雪に包まれながら、
ユーゴはそう願うのだった。
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女性
自己紹介:
妄想大好き酪農家。
牛と子供の世話に追われる
日々を送っています。
極度な面倒臭がり屋。
どうにかしなければと思いつつ
どうにもなっていません(汗)

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