すな粉妄想日記

「くぅ…、や…っ！」

体を震わせてユーゴが喘ぐ。

懸命に足を閉じようとしているが
俺のせいで叶わない。

「……っ、うぅ…」

この期に及んで、まだ悪足掻きをする姿が
たまらなくいじらしい。

もっと、鳴かせてやりたい。

そんな感情が込み上げてくる。

我ながら意地が悪いとも思ったが
仕方がない。

視覚からの刺激は、
予想以上に強烈だったのだ。

普段は暗闇が邪魔をして
見る事の叶わないユーゴの秘所。

それを今、思う存分
眺める事ができる。

はち切れそうに漲る男の象徴も、

そこから溢れる蜜が幹を伝う様も、

身の奥で物欲しそうにヒクつく蕾も。

何もかもが全部、くっきりと視界に映る。

これ以上ない位胸が熱くなった。

「可愛いぞ、ユーゴ」

思わず呟きが漏れる。

「……っ！」

弟が息を呑んで顔を背けたのが分かった。

きっと必死で我慢しているのだろう。

その表情が見たくて
顔を覗き込もうとした時、

「……ら…」

「？」

消え入りそうな声が耳に届いた。

何かを言おうとしているのか。

俺はユーゴへの愛撫を止め、
その続きを促した。

「頼む…、から…っ…」

切れ切れに紡がれる言葉。

ほとんど泣き声に近い口調で
ユーゴが懇願してきた。

「明かり…消して…！」