すな粉妄想日記

その次の日。

やって来た魔道師はいつものように、
ユーゴの体を弄び始めました。

ゆっくりと焦らしながら、
指と舌を這わせていきます。

少しずつ、けれども確実に
押し寄せてくる快感。

ユーゴはそのもどかしさに、
身を捩りながら甘い声を漏らしました。

もっと、もっとして欲しい…

体の奥から熱い疼きが込み上げます。

トールとの激しい情事が
脳裏に浮かびました。

あんなに満たされたのは、
初めての事でした。

思い出すだけで
ユーゴの胸は高鳴り、下腹部が熱くなります。

ダレスに触れられている今は
なおさらでした。

昨日経験した狂おしいほどの快感を、
ユーゴは切望します。

しかしダレスは、決してそれを
与えてはくれません。

嬲るだけ嬲って、
絶対に果てさせようとはしないのです。

細い指先が敏感な秘所に
触れた時…

とうとう耐え切れなくなったユーゴは、
思わず口走ってしまいました。

トール兄さんの方が良かった…と。