すな粉妄想日記

『…っ、兄さ…ん…！』

『気持ち良いだろう？ユーゴ』

『あっ…！！い、いや…』

『大丈夫だ。すぐに良くなる』

『や、やだぁ…、そんな…とこ…っ！』

『ほら…もうこんなになってるぞ』



指先がゆっくりと、
トールの中へ侵入してきた。

「あ、ぁっ…！！」

その異常な圧迫感に
たまらず悲鳴を上げる。

「く、んぅ…」

弟の腕を掴んだ手が
がくがくと震えた。

「力を抜いて、兄さん」

耳元で囁かれるユーゴの声。

甘く、優しく…

「すぐに良くなるよ」

言葉と共に指が更に奥へと入り込む。

弱いところを探り当てようと、
体の中を執拗に這い回っていく。

「はぁ、んっ…！！」

本来、排泄器官にすぎないはずの
その箇所から、不快感と隣り合わせの快感が湧き起こる。

それは全身を駆け巡り、
トールの分身を激しく昂ぶらせた。

「ほら…、もうこんなに」

張り詰めた兄のそれを、
ユーゴは舌先で軽く刺激する。

「あうっ！！」

ただでさえ敏感になっているトールの体は、
弱点を責められて過剰なまでに反応した。

「…ユ、ユーゴぉっ…」

恥辱の涙が頬を伝う。

「頼む…からっ…、もう…」

もう許してくれ。

「あ、あぁっ！！」

恥も外聞もなく懇願しようとしたが、
それ以上は最早言葉にならなかった。