すな粉妄想日記

「俺は……」

言いながら、ユーゴの肌に唇を滑らせる。

「ずっと…こうしたかった」

白く滑らかな感触が伝わり、
トールはたまらず興奮を募らせる。

下腹部に熱が集中していく。

「お前だって…」

弟のそこを強く刺激する。

「や、あっ！！」

ユーゴが悲鳴に近い嬌声を上げた。

「…同じだろう？」

昂ぶっている。

これ以上ないくらいに…
はち切れんばかりに、欲望を漲らせて。

「ち…が…、違う…！！」

ユーゴが必死で頭を振った。

「嘘をつけ」

「っ！？」

トールは更に力を込めると、
限界まで硬化した弟自身を愛撫する。

「あ、やめ、止めろ…っ、…」

たまらずユーゴは体を仰け反らせ、
与えられる快感から逃れようともがく。

触れられた場所から全身に広がる
狂おしい感覚。

透明な雫が滲み出し、
解放を求めて内側から主を責め立てる。

「だめ…だ、…いや…！！」

羞恥心に苛まれながらも、
体は欲望に呑まれていく。

「なあ……」

愛撫の手を休めず、トールは
心底愛おしそうに呟いた。

火の付いた情欲はもう止められなかった。

下腹部が激しく疼いて……

「もう、我慢できない」