すな粉妄想日記

強引に取らされた体勢に、
ユーゴは羞恥の声を上げた。

「あっ…！？」

大きく足を開かされ、
トールの目前で秘所が露になる。

「や、いやだっ…！」

あまりの恥ずかしさに
頭を振って拒否をする。

が、そうさせている相手は
まるで動じる様子もなく。

「ほら…ユーゴ」

耳元で囁きながら、
ユーゴの秘所へと手を伸ばす。

「っ！？」

硬く閉じられた蕾に
細い指先が滑り込む。

「ひ…、やぁっ！！」

初めての刺激に、
体が仰け反った。

全身を鮮烈な感覚が貫く。

「や…、ダレ…スっ…！」

唇から悲鳴を迸らせて
華奢な肢体が身悶える。

「良い子だ」

ダレスが柔らかな耳朶を甘噛みした。

「んっ…！！」

ゆっくりとその指が抜き差しされ、
入口をほぐしていく。

「あ、あぁ…っ、…」

ユーゴの声に甘さが交じり始める。

全身を痺れるような快感が
駆け巡り、思考を麻痺させる。

けれども羞恥心は消えず、
ユーゴを激しく責め苛み続けた。

兄が、見ているためだ。

（…兄…さんっ…）

視線が自分に注がれているのが分かる。

（見ないで……）

兄の存在が、その視線が、
ユーゴの感情をいやが上にも昂ぶらせ、
神経を敏感にするのだ。