すな粉妄想日記
管理人の不届きな妄想日記です; 主にYs0ファクト兄弟中心。 ※オリジンネタバレ注意※
ファクト兄弟物語・改7
意外にも居間には先客がいた。
「…ダルク兄上?」
驚いたユーゴは、思わず小さく叫んでしまう。
夜の静寂に包まれた部屋の中、
その声が相手の耳に届くには十分だった。
呼ばれた兄…ダルクはふっと顔を上げる。
「ユーゴか」
どうやら読書に耽っていたらしい。
ダルクの膝の上には分厚い魔道書が乗せられていた。
「どうした…こんな時間に」
「あ…、その…」
返事をしようとして、ユーゴはつい口篭る。
他の2人の兄と違い、
この兄とはあまり会話をした事がない。
苦手…という程ではないが、
なんとなく気後れしてしまうのだ。
それに加えて昼間の出来事もある。
内心どきどきしながら、
当たり障りのない答を告げた。
「眠れないから、何か飲もうと思って…」
嘘をついている訳ではないのに、
心臓の鼓動が高鳴る。
これでは益々眠れそうにない。
そんなユーゴの心中などまるで知らない兄は、
親切にもこう提案してきた。
「そうか。今、私が淹れた紅茶があるが…
飲むか?」
言われて反射的にユーゴは頷く。
「では、座って待っていろ」
「あ、ありがとう」
ダルクは本を脇にどけると、
すっと立ち上がった。
腰の辺りまである長い髪が
ふわりと揺れる。
(あ…)
それを見て、ユーゴの脳裏に
昼間の光景が…木立の間から目にした
絡み合う金と銀の髪が浮かんだ。
「…ダルク兄上?」
驚いたユーゴは、思わず小さく叫んでしまう。
夜の静寂に包まれた部屋の中、
その声が相手の耳に届くには十分だった。
呼ばれた兄…ダルクはふっと顔を上げる。
「ユーゴか」
どうやら読書に耽っていたらしい。
ダルクの膝の上には分厚い魔道書が乗せられていた。
「どうした…こんな時間に」
「あ…、その…」
返事をしようとして、ユーゴはつい口篭る。
他の2人の兄と違い、
この兄とはあまり会話をした事がない。
苦手…という程ではないが、
なんとなく気後れしてしまうのだ。
それに加えて昼間の出来事もある。
内心どきどきしながら、
当たり障りのない答を告げた。
「眠れないから、何か飲もうと思って…」
嘘をついている訳ではないのに、
心臓の鼓動が高鳴る。
これでは益々眠れそうにない。
そんなユーゴの心中などまるで知らない兄は、
親切にもこう提案してきた。
「そうか。今、私が淹れた紅茶があるが…
飲むか?」
言われて反射的にユーゴは頷く。
「では、座って待っていろ」
「あ、ありがとう」
ダルクは本を脇にどけると、
すっと立ち上がった。
腰の辺りまである長い髪が
ふわりと揺れる。
(あ…)
それを見て、ユーゴの脳裏に
昼間の光景が…木立の間から目にした
絡み合う金と銀の髪が浮かんだ。
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プロフィール
HN:
すな粉
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性別:
女性
自己紹介:
妄想大好き酪農家。
牛と子供の世話に追われる
日々を送っています。
極度な面倒臭がり屋。
どうにかしなければと思いつつ
どうにもなっていません(汗)
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