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すな粉妄想日記

管理人の不届きな妄想日記です; 主にYs0ファクト兄弟中心。 ※オリジンネタバレ注意※

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ダレス王子とユーゴ姫30(完結)

ダレス王子とユーゴ姫、これにて終了ですー!!
お付き合い下さった方々、本当にありがとうございます^^
最初は童話っぽく書いてみよう~くらいの
軽い気持ちで書き始めたのですが、まさか
完結できるとは思っていませんでした…
そもそも私は書きたいものだけ書くという
姿勢だったので、きちんと結末のある妄想作品は
ほとんどなかったと思います。ああ、感無量…!!
数ヵ月ぶりにサイトの方もお題を追加できましたし♪
少しでもお楽しみ頂ければ幸いですvv

↓本日のファクト兄弟妄想↓

拍手[5回]

イースの中心ともいえる、女神の神殿。

荘厳な佇まいからは神聖さが漂っています。

その入口に、ファクト家の父子が立っていました。

「では、行くぞ。ユーゴ」

「はい、父上」

ユーゴは凛とした声で返事をすると、父の後に続きました。

ここに来るのは生まれて初めての事でした。

神殿に足を踏み入れた瞬間、全身に緊張が走ります。

否応なしに胸が高鳴りました。

気持ちを落ち着けるため、
深く深呼吸をします。

(ああ…)

今日、ユーゴは正式にファクト家の後継者になりました。

これからそれを、女神達や神官達に報告するのです。

(僕は、やっと…)

トールが家を出た後、
ユーゴの生活は一変しました。

無理もありません。

今までは女として扱われていたのが、
突然、後継者候補となったのですから…

父による厳しい訓練が始まりました。

それこそ、神経を擦り減らすような日々でした。

けれどもユーゴは決して弱音を吐きませんでした。

自分を守ってくれた兄のために、身も心も
後継者に相応しい人物にならなくては…

そう強く誓っていたのです。

「……?」

ふと、ユーゴは歩みを止めて
立ち止まりました。

視界の端を掠めた人影…

思わず視線をそちらへと向けました。

「!!」

佇む人物を見た瞬間、ユーゴは大きく目を見開きます。

その碧い瞳に映ったのは、
想い続けて止まない相手の姿でした。

別れを交わしたあの日から…

(やっと…ここまで来たんだ)

胸の奥が熱くなり、瞳に涙が込み上げます。

唇から自然と相手の名が零れました。

もう長い事、口にしていない呼び名でした。

「…兄さん…」

視線の先には、白い鎧に身を包んだトールが
ユーゴを見つめていました。

穏やかで優しい微笑みを湛えながら…

「やっと…会えたな」
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すな粉
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性別:
女性
自己紹介:
妄想大好き酪農家。
牛と子供の世話に追われる
日々を送っています。
極度な面倒臭がり屋。
どうにかしなければと思いつつ
どうにもなっていません(汗)

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