すな粉妄想日記

ぴちゃぴちゃと淫らな音が
下腹部から聞こえてくる。

兄の愛撫はたまらなく強烈で、
快感が波のように押し寄せた。

「うあ……、あぁっ！！」

甘い叫びが漏れる。

ユーゴは身を捩らせて
快感を求める。

知らないうちに、足を大きく開いていた。

兄を、受け入れやすくするために。

「…兄…さん…っ……」

もっとして。

もっと……

まさか、こんな事になるなんて
想像もしていなかったけれど。

兄にされているという事実が
更に気持ちを昂ぶらせて、
ユーゴを敏感にしていた。

羞恥心と罪悪感がそれに拍車をかける。

「や…っ…、だめ……！！」

熱い疼きを伴った感覚が
登りつめて来るのを感じた。

限界、だった。

「……ああぁっ！！」

何かが弾ける。

体を大きく震わせて、
ユーゴは自身を解放した。

舌で嬲られていた先端から、
欲望の証がほとばしる。

「……は……、…ん……」

全身から力が抜けていく。

瞳の端から涙が一筋、
頬を伝った。

「……ユーゴ……」

兄の声が、優しく耳に響く。