すな粉妄想日記

管理人の不届きな妄想日記です；主にＹｓ０ファクト兄弟中心。 ※オリジンネタバレ注意※

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鉤爪の男かく語りき２

相変わらず息子が鼻をフンフン言わせているので
また耳鼻科へ連れて行きました。蓄膿だそうです。
風邪で鼻水が出て膿になって～という事らしく。
そしてその後、道祖神のお札の代金を育成会長さんの
所へ持って行きました。本当は祭の日に渡さなければ
いけなかったのですけど…聞いてませんよおおお（涙）
普通に考えればわかるじゃろと自分でも思うのですが、
お願いちゃんと教えて？一を聞いて十を知るなんて神業、
私には無理なんです！下手したら一すら理解できないかも
しれないのですよ！？

↓本日のファクト兄弟妄想↓

[5回]

「あなたの弟は、本当に素敵だわ」

妖艶な女魔道師が恍惚の表情で語るのを、
トールは冷ややかな眼差しで見つめた。

「心に巣食った大きな闇…、力への飽くなき欲望…」

ザバはうっとりしながら言葉を紡ぐ。

「本当の意味で、わたくし達の仲間になるのも
時間の問題でしょうね」

「…フッ」

それを聞いたトールが突然、不敵な笑みを浮かべた。

「！？何がおかしいの？」

ザバは思わず眉をひそめる。

「俺のユーゴが、いつまでもお前達ごときに
操られている器だと思うのか」

そう言って、
トールは誇らしげに胸を張った。

「何ですって」

「俺が魔道師の道を捨てたのは、
あいつの方が遥かに才能があったからだ」

「………」

「ユーゴは六神官カイン＝ファクトの後を継ぐ男だ。
魔法の素質は俺以上…、いや、お前の崇める
ダレス以上なんだぞ」

「ば、馬鹿な事を」

「何が馬鹿だ」

きっぱりと言い放つトール。

「………」

「いいか、ユーゴは１歳になる前にはもう、
自分１人で歩き始めたんだ」

「………（何をいきなり）」

ザバの表情が呆れたものに変わる。

が、トールは構わず喋り続けた。

「しかも３歳の時にはほとんどの字が読めていたし」

「………（それ普通じゃないの）」

「絵を描くのだって相当なものだった」

「………（基準がわからないわ）」

「もちろん見た目も可愛いし」

「………（変な趣味があるのかしら）」

「ファクトの眼を使えるようになったのも、
俺よりずっと早かった」

「………（あんた実は無能なんじゃないの）」

「何から何まで、ユーゴは優秀なんだ！！」

ザバは大きく溜め息をつくと、
嬉々として話し続ける目の前の男を
どう痛めつけてやろうかと思案を巡らせた。