すな粉妄想日記

管理人の不届きな妄想日記です；主にＹｓ０ファクト兄弟中心。 ※オリジンネタバレ注意※

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酩酊の罪２

もし更新が止まったら、ネタが尽きたんだなと
思って下さい（汗）決して愛が冷めた訳ではなく！！
できればリクエストとかもらえるとありがたいです。

ちなみに私がリクエストをする時は、
相手がノーマルサイト様なのにもかかわらず、
意地でも自分の好きなものをお願いしてしまいます（汗）
だって、そうでもしないと兄弟の絵なんて
お目にかかれないんですもの！！…ごめんなさい；

↓本日のファクト兄弟妄想↓

[3回]

感情に任せて、弟の肩を捕らえる。

「ユーゴ」

「な、何…？」

兄の剣幕に、弟は戸惑いの色を浮かべた。

「首の跡は、どうしたんだ」

きつい口調で問い詰める。

「え…？」

ユーゴの目が大きく見開かれた。

「誰につけられたんだ」

「…何だって…？」

困惑気味だった表情が、
怪訝そうなものに変わる。

しらを切るつもりか…？

激しい嫉妬心が胸中で渦を巻く。

トールは肩を掴んだ手に力を込め、
更に声を荒げて詰問した。

「だから、その首の印をつけたのは
誰だと聞いているんだ」

「…！」

ユーゴの表情が、みるみるうちに
険しくなっていく。

（なんだ…？）

意外な反応に、
トールは一瞬たじろいだ。

（どうして、そんな顔をする？）

今度はトールの顔に
困惑の色が浮かぶ。

（俺は、兄として当然の事を聞いただけだぞ…）

そんな兄をユーゴはじっと
見つめていたが、やがて確認するように
口を開いた。

「覚えて…いないのか？」

「…え？」

何の事か分からず、
反射的に聞き返す。

「何を、だ？」

その返事を聞いた
弟の表情が、一段と険しくなる。

「…昨日の夜の事を、覚えていないのか？」

再び繰り返された質問に答えられず、
トールは愕然とした。

（……！）

気がついたのだ。

家に帰って来てからの
記憶がほとんどないという事実に。

自分が何をしたのか、
まるで覚えていない事に。

「それは…、その、」

しどろもどろになりながら、
何とか返事をしようと試みる。

だが。

うろたえる兄の様子を見たユーゴは、

「最低だな」

吐き捨てるように言って、
あっという間に廊下の向こうに消えた。

「……」

残されたトールは、呆然とただ
立ち尽くすだけだった。