すな粉妄想日記

必死の抵抗も空しく、
ユーゴは再びベッドに押さえ付けられる。

それでもまだ、父から逃れようと懸命にもがいた。

「嫌…嫌だ、離して…っ…」

そんな息子の姿を、父は冷たく見下ろしている。

「父上っ…お願いです…！！」

ユーゴは涙声で懇願したが、顧みられるどころか
更に強い力で足を無理矢理大きく開かされた。

「…！？なっ…」

羞恥に顔がさっと紅く染まる。

「トールのものを受け入れたのなら、遠慮は要らんな」

言葉と同時に、張り詰めた父自身が
ユーゴを貫いた。

「、」

一瞬、体がこわばり呼吸が止まる。

「…あああっ！！」

想像を絶する激痛に襲われて、
ユーゴは悲鳴を上げた。

今にも体が裂けてしまいそうな程の痛み。

まだ成長しきっていない少年の体では、
とても耐えられるものではなかった。

しかしユーゴの状態などまるで意に介さず、
父のそれは肉を搔き分けて容赦なく侵入してくる。

「うあ、ぁあっ…！！」

すさまじい苦痛の前に、声を上げれば兄に
聞こえてしまうという懸念も霞んでしまった。

「！？ユーゴ？そこに居るのか！？」

扉を乱暴に叩く音が聞こえる。

「…兄さん…っ、トール…兄さん…！！」

自分を呼ぶ声に縋るように、ユーゴは兄の名を叫んだ。