すな粉妄想日記

管理人の不届きな妄想日記です；主にＹｓ０ファクト兄弟中心。 ※オリジンネタバレ注意※

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見つめる眼差し１

今日は、水遣り当番の日です。
学童の前に息子と学校へ行って
皆で植えた野菜に水をあげました。
トマトやらナスやらオクラやら色々～♪
息子は自分のオクラを２本収穫。
でもって母がいないので昼食の支度をしないと…
面倒臭いからカレー（笑）準備は母にしてもらって
あとはルーを入れるだけです♪我が家はいつも
ジャワカレーなのですが、息子はバーモントカレーがお気に入り。

↓本日のファクト兄弟妄想↓

[3回]

いつからだろうか。

それが苦痛になったのは。

自分を見つめる、弟の眼差し。

『兄さん』

『兄さんはすごいね』

『なんでもできるんだ』

『大好き…兄さん』

あまりにも真っ直ぐで、純粋な瞳。

疑う事を知らない、無垢な心。

（…止めてくれ）

その視線を受け止める度に
胸が痛む。

自分はそんな、立派な人物ではないのだ。

ファクト家の後継者として
恥ずかしくないよう立ち振る舞いながらも、
心の底では…

弟を、妬んでいる。

その才能に。

気づかなければ良かった。

そうすれば、兄として、長男として
何の後ろめたさも感じなかっただろうに…

弟こそ、後継者として相応しい。

類いまれな才能が育つのを
自分が妨げてしまうなど…

あまりにも不遜だ。

だが、自分にもプライドがある。

弟の才能に感嘆する一方、
激しい劣等感に苛まれる。

何も知らずに慕ってくる弟が
恨めしいとさえ思ってしまう。

そして時折…

『兄さん』

その信頼を踏み躙ってしまおうか。

そんな考えが脳裏をよぎる。

力ずくで組み伏せて、

抵抗できないようにして、

それから…

（……駄目だ！！）

思わず頭を振って、
邪な想像を中断させる。

何を考えているんだ。

実の弟に…自分は…

（ユーゴ…）

遠くで弟の声がする。

おそらく自分を探しているのだろう。

自然と溜め息が漏れる。

また…あの瞳と向き合わなくてはならない。

兄が優秀で完璧だと
信じきっている弟と。

自信がなかった。

一体、いつまで良い兄を
演じる事ができるのか…