すな粉妄想日記

後悔は、していない。

する筈もない。

兄とのあの時間は、本当に…
本当に大切なものだったのだから。

「……っ…」

体の芯が燃えるように熱い。

すぐにでも達してしまいそうな程の
快感を与えられ続けているにもかかわらず、
未だ解放されない欲望が痺れるような疼きとなって
内側からユーゴを蝕んでいる。

「…、…はぁ…」

透明な雫をこぼしている先端を
強く刺激され、びくんと身体が跳ねた。

「！！ひ…ぅあ！」

同時に、後ろの敏感な場所も容赦なく
責め立てられる。

「あ、あぁ！！…父上…っ」

しかし、もう限界だ…と思うと、
父の手は無慈悲にも離れていく。

ギリギリまで追い詰めておきながら、
果てる事を決して許さないのだ。

それがもう、何度となく繰り返されている。

まるで拷問だった。

「許しを乞えば、楽にしてやらん事もないぞ」

体を弄びながら、父が言う。

ユーゴは激しくかぶりを振る。

絶対に、許しを乞うつもりはない。

それは兄を裏切る事になってしまうから…