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すな粉妄想日記

管理人の不届きな妄想日記です; 主にYs0ファクト兄弟中心。 ※オリジンネタバレ注意※

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罪深いのは誰

自分の作品を人様のサイトに
飾って頂けるなんて、幸せの極みです!!
あああああ…嬉しいけど恥ずかしい(滝汗)
リクエストを仕上げていくのは本当に楽しいですvv
常にネタを渇望していますので、よろしければ
是非またお願い致します~!!
そして、今日はいよいよ「イース セルセタの樹海」
発売日ですね!!旦那が朝も早くから
そわそわしています。とにかく曲が楽しみですvv
あと…ショタっぽいヒラヒラグルーダがこっそり…;

↓本日のファクト兄弟妄想↓

拍手[1回]

薄暗い部屋に
トールは独り佇んでいた。

静かな夜。

沈黙に支配された中、
囁く声が聞こえる。

頭の片隅で、ひっそりと。

(お前は…卑怯者だ)

違う。

(欲望に負けて、ユーゴを)

…違う!!

全力で否定するように、
トールは激しく頭を振った。

そんなつもりじゃ、なかった。

そんな気は毛頭なかった。

俺は…、俺はただ。

『兄さん…』

赤く泣き腫らした目が
自分を見つめてくる。

弟は、何かを訴えていた。

言葉には出さず…それでも必死で。

だから。

だから、どうにかしてやらなくてはと思った。

弟を…ユーゴを、救ってやらなくてはと。

決して自分の欲望の為などではない。

(本当に?)

再び、声が頭の中に木霊する。

(それを口実にしただけだろう)

「…!!」

胸に抉られたような痛みが走る。

違う……

トールは否定した。

しかしその意思は、先程よりも弱々しい。

(分かっているんだろう?)

……俺は……

俺は、ユーゴを助けたかっただけだ。

泣いている弟を。

可哀想な弟を。

それだけだったんだ。

(可哀想なユーゴ)

声が一際、大きくなる。

(結局…お前も同じなんだ)

同じじゃない。だって俺は、

(ユーゴは泣いていた)

それは…あんな目にあったからだ。

(嫌だったんだ。とても)

嫌がってなんかいない。

本当に嫌なら…抵抗するはずじゃないか。

(できると思うか?)

やめろ。

(ユーゴがお前を)

やめてくれ。

(拒絶する事なんて)

『…トール…兄さん…』

泣きじゃくりながら、自分を受け入れた弟。

赤くなった目をきつく閉じたまま。

(分かっただろ?)

そうだ…

そうなのだ。

俺は、ユーゴを抱きたかった。

それが本心。

無抵抗なのを勝手に
許容と決めつけて。

蹂躙されたユーゴを、
慰めるふりをして。

(同じなんだよ)

声が再び、トールに告げた。

(お前も同じなんだ…父上と)
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自己紹介:
妄想大好き酪農家。
牛と子供の世話に追われる
日々を送っています。
極度な面倒臭がり屋。
どうにかしなければと思いつつ
どうにもなっていません(汗)

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