すな粉妄想日記

「、…はぁ…っ、」

戒めを解いてやると、
弟の唇から吐息が漏れた。

これ以上ない位に昂ぶった
ユーゴ自身は、解放への刺激を求めて
その存在を主張している。

トールは、そんな弟の姿を満足そうに眺めた。

「今、楽にしてやるぞ」

膝を掴んで、足を大きく開かせる。

「……！」

ユーゴが息を呑むのが判った。

羞恥のあまり、体を震わせている。

しかしもう抵抗する気はないようだった。

弟に覆い被さると、
欲望の証を入口にあてがう。

自分ももう、限界だった。

一刻も早く、この体の中で
快楽を享受したい…

トールは張り詰めた自身を、
ゆっくりとユーゴの中へ埋めた。

「……っ！！」

すさまじい圧迫感と異物感に、
弟が声にならない悲鳴を上げる。

「…あ、…っ…ぁ…！！」

そのまま一気に最奥まで貫く。

「…ぅ、あ…！」

ユーゴが体を仰け反らせながら
激しく身悶えした。

膨張しきった兄のものが、
体の奥を容赦なく抉る。

「は…、…あぁっ…！」

度重なる父との情事で開発された体は、
いとも容易く快感に溺れた。

「ユーゴ」

たまらず絶頂を迎えようとする
弟の耳元で、トールが囁く。

「お前は…俺のものになるんだ」

その言葉が終わるか終わらないかのうちに、
嬌声を上げてユーゴは欲望を解放した。