すな粉妄想日記

信じられない。

こんなところを兄さんに
触られているなんて。

僕はもう、恥ずかしくてたまらなかった。

「あっ…！！」

それなのに、すごく気持ちが良くて
思わず声を出してしまう。

自分の声じゃないみたいだ。

兄さんはゆっくりと…
でも時々力を込めて、
僕のものを手の平で擦り上げていく。

「…う…、んぅ…」

初めて感じるその感覚に、
戸惑いながらも従うしかなかった。

「気持ち良いか？」

耳元で兄さんがそう聞いてくる。

熱い吐息が首筋にかかって、
ぞくぞくしたものが全身に走った。

「い、いや…！」

確かに気持ちは良いけれど…
それ以上に、どうしようもなく恥ずかしい。

できれば、
こんな事は止めてもらいたかった。

「兄…さんっ…」

泣きながら首を振って、
必死に訴える。

「嫌だよ…こんなの…」

「ユーゴ」

兄さんの指先が
ぐっ、と先端を刺激した。

「あ、ああっ！！」

途端、体中に甘い痺れのような感覚が
広がって、僕はたまらず身を捩る。