すな粉妄想日記

「う、うあ…っ…」

泣きじゃくる息子の姿を、
カインは冷ややかな眼差しで見つめた。

「答えられないのか」

その体を嬲りながら、
再び質問を繰り返す。

何かしら返答するまで
解放してやるつもりはない。

観念したのか、ユーゴは
ようやく口を開いた。

「…い…」

途切れ途切れのか細い声。

「気持ち…悪い…」

絞り出すような言葉に、
カインの眉がピクリと上がる。

しかしユーゴがそれに気づくはずもない。

俯いて大粒の涙を零しながら
無駄と知りつつ、訴えた。

「…もう、止めて……」

「フン」

そんな懇願を一蹴するかのように
カインは息子の体の奥を
強く抉った。

「ひっ！！」

一際高い嬌声をほとばしらせ、
ユーゴが背中を仰け反らせる。

「い、いや…、ああっ！！」

更に、限界まで昂ぶった自身にも
刺激が加えられた。

透明な雫を零す先端を
指先でぐりぐりと虐められる。

「うぅ…」

体こそ反応しているものの、
こんな仕打ちは拷問以外の何物でもない。

「許して、許してっ…！！」

ユーゴは掠れた声を
必死で張り上げた。

一刻も早く逃れたかった。

が、無慈悲な父の手は止まらない。

懇願すればするほど、
却って執拗にユーゴの
敏感な箇所を責め立てる。

「これでもまだ、戯言を吐くつもりか」

死刑宣告にも似たカインの言葉は、
勝ち誇ったような響きを帯びていた。