すな粉妄想日記

ダレスは執拗にユーゴの首筋や胸を
愛撫した。

白い肌に口付けて、所有の跡を刻み。

突起を舌で転がし、
指先で軽く摘み上げる。

「はっ…、ああ…んっ…！」

今やユーゴは、正直に快感を受け入れ
惜しげなく喘いでいた。

目をきつく閉じ、顔は背けたままだが、
体は確実に反応していた。

どこに触れても艶めかしい声が
耳に届く。

ダレスの思惑通りに。

しかし、最も敏感であろう所には
あえて触れない。

存在を激しく主張するその箇所こそ、
狂おしい程待ち焦がれているのだろうが…

「あ、くっ…！！」

ユーゴが苦しそうに身を捩った。

ダレスに触れられる度に
快感が全身を貫く。

まるで…体中が性感帯になったように。

けれども今、与えられている刺激では
決して満足できない。

むしろ欲望を加速させ、
もどかしさを募らせる一方だった。

こんなにも感じているのに…

「ふぁっ！？」

乳首に歯を立てられ、思わず悲鳴を上げる。

「い、いや…あっ…！」

背中を電流が走り抜ける。

ユーゴは激しく身悶えると、
縋るようにダレスの腕を掴んだ。