すな粉妄想日記

管理人の不届きな妄想日記です；主にＹｓ０ファクト兄弟中心。 ※オリジンネタバレ注意※

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保健室の情事３

無事に卒園式が終了しました（感涙）
とりあえずは一安心です。
しかし今度は入学の準備をしないと；

↓本日の保健室妄想↓

[3回]

「貴方は…何か知ってるのか？」

隣に腰掛けた少年が口を開いた。

「何をだね」

お気に入りの紅茶を楽しみながら
ダレスは答える。

「僕の…その、」

少年はためらいがちに言葉を紡ぐ。

「兄の事だけど」

「彼がどうかしたのかね」

素知らぬ振りをして返事をする。

「…それが…」

一旦言葉を切って、訴えるような視線を向けてきた。

こちらが察してくれるのを期待しているのだ。

が、そこまで優しくしてやるつもりは
さらさらない。

「何かね？私もそう暇ではないのだが」

少年を一瞥し、意地悪く催促する。

ユーゴは諦めたように溜息をつくと、
目を伏せながらぼそりと呟いた。

「最近…一緒に、寝ていない」

思わず笑みが零れそうになるのを堪え、
あくまでも静かに答えてやる。

「結構な事ではないかね？」

「……」

「先日、それについて文句を言っていたろう」

「…それは、」

ユーゴが口を開きかけた時、
昼休みの終わりを告げるチャイムが響いた。

ダレスは空になったカップを持って
立ち上がる。

「時間のようだ、行きたまえ」

その言葉に、ユーゴはうつむいたまま
カップを置くと静かに部屋を出て行った。