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すな粉妄想日記

管理人の不届きな妄想日記です; 主にYs0ファクト兄弟中心。 ※オリジンネタバレ注意※

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ファクト兄弟物語7

参観日ネタの続きです♪

トール兄さんは、団長がやけに
浮かれているのに気がつきました。
不思議に思って尋ねると、明日は娘の
授業参観なのだそう(お祖父ちゃんと
どちらが行くかでひどく揉めた様子だが)
納得して帰宅すると、何やら弟の表情が暗い。
不器用なお兄ちゃんですが、弟に関しては
やたらとカンが働きます。そうだろうな、
父上は参観日なんて絶対行かないだろうからな…
弟の心情を察したお兄ちゃんは、明日の勤務を
ガレオンに頼んで交換してもらうのでした。

↓本日のファクト兄弟+α妄想↓

拍手[4回]

あれは、いつだったか…

もうずっと前の事だ。

僕が父上の書斎にこっそり忍び込んだ時の。

難しそうな本がたくさん並んでいるのが
珍しくて、あちこち見て歩いていたら
扉の開く音がした。

入って来たのは、父と上の兄だった。

思わずカーテンの陰に隠れて
そっと様子を伺った。

2人はしばらく何か話していたようだったが
やがて父の手が兄の腰に回された。

華奢な体を引き寄せながら
兄の顎に指をかけて、

そのまま2人は…

唇を重ねたのだ。

僕はひどく驚いてしまった。

そして、よくわからない罪悪感に囚われた。

何だかとても悪い事を…
見てはいけないものを見てしまった、
そんな気がして。

身を竦めたままじっとしていると、
ふいに兄がこちらを見た。

はっとして、僕はカーテンの裏に隠れた。

どうやら知らず知らず
身を乗り出していたらしい。

これは相当叱られるに違いない…
そう思いながら身体を震わせた。

しかし、いつまでたっても
父と兄は近づいてこない。

兄が何か言ったらしく
扉を開く音がして、2人の足音は
そのまま遠ざかって行った。

僕は心からほっとしながら
まだ胸がどきどきするのを感じていた。

それは幼い僕にとって
とても強烈な出来事だったはずなのだけれど…

2人の行為が何を意味していたのか理解できなかったのと、
叱られなかった事に対する安堵感が大きかったせいで、
いつしか記憶の中から薄れていったのだ。
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自己紹介:
妄想大好き酪農家。
牛と子供の世話に追われる
日々を送っています。
極度な面倒臭がり屋。
どうにかしなければと思いつつ
どうにもなっていません(汗)

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