すな粉妄想日記

『嫌だ……、嫌……！！』

心がどんなに拒んでも、
体は従ってはくれなかった。

『ああっ！！』

駆け抜ける快感に何度となく流され、
その身を震わせる。

『ユーゴ』

頭に響く媚薬のような囁き声。

『……素直になりたまえ』

細い指先が淫らに蠢き、
身の奥を犯していく。

『ひっ、あ……！！』

最初の時以上の刺激を容赦なく与えられ、
唇から嬌声を迸らせる。

体の内側に感じる異物感が、
どうしようもない嫌悪感を呼び起こす。

なのに……

『……くぅ……、ん…っ……』

体は、更なる快感を求めて止まない。

身を焦がす熱が、理性を押し退け、
欲望を絶対的なものとした。

外側からの刺激と内側からの疼きに
責め立てられて……

与えられ続ける快楽に
逆らう事など、できるはずもなく。

『意地を張るのも…限界だろう？』

言葉通り、翻弄されるしかなかった。

『君は…私のものなのだから』

勝ち誇ったようにそう告げる、
ダレスの手によって解放されるまで……