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すな粉妄想日記

管理人の不届きな妄想日記です; 主にYs0ファクト兄弟中心。 ※オリジンネタバレ注意※

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あの日の記憶9

冴木忍先生の「メルヴィ&カシム」シリーズが楽しいです!!
挿絵は伊藤岳彦氏に竹井正樹氏ですし!うおおお、なんて豪華vv
メルヴィ×カシムはガチですかそうですか(違)
はい↓妄想妄想~!!

……おれは一瞬、何が起こったのか理解できなかった。
瞬きして見ると、目の前には師匠の顔。
いつも見慣れたはずの顔なのに、
その時はまるで違って見えた。
真剣な眼差しの奥に、寂しそうな光…
深い深い、とても深い悲しみにも似た。
師匠…と呼ぼうとしたおれの声は、言葉にならなくて。
おれの心臓は破裂しそうなくらい脈打っていた。
呆然としていると、師匠がぼそりと呟いた。
「おまえがここにいる理由を、作ってやる」
おれは、さっき唇に感じた感触が夢ではない事を思い知った。

ところで「クロスアンジュ 天使と竜の輪舞」が凄いです…
何かもう常に急展開で、ええええええええ!?ってなります;
ただのエログロアニメではなかった(すみません)
次回予告が素晴らしすぎるぞ!!

↓本日のファクト兄弟妄想↓

拍手[2回]


「…あの時、俺は…」

トールがユーゴに真剣な眼差しを向ける。

「お前に縋ってしまった」

一抹の寂しさが漂う口調。

その表情は苦悩の色に覆われていて…

大きな罪悪感に苛まれているのが、
ユーゴには分かった。

許されない、禁じられた愛の形。

何年も前…
自分達はそれを実行する罪を犯した。

どちらかが強引に…という訳ではなく、
お互いに求め合った結果として。

「…僕の方こそ」

兄の視線を真っ直ぐに見つめ返しながら、
ユーゴが答えた。

「兄さんを支えたかった」

偽りのない、真実の言葉。

「それが…どんな形であっても」

後悔はしていないとユーゴは告げた。

「………」

弟の返事を聞いたトールが、
いっそう寂しげな微笑みを返す。

「……すまなかった」

何故、あんな事をしたのか。

罪な事だと分かっていたのに。

決して許されない行為だと…

「どうして謝るんだ?」

答えは、ひとつしかない。

「あの時…僕は、」

愛していたから。

何よりも大切に思っていたから。

触れた体が、温もりが愛おしくて。

溢れる感情を抑える事ができなかった。

それは兄弟どちらも、同じ想いだった。

兄は弟を…弟は兄を、
この上なく愛しているという事実。

ユーゴがためらいつつ、静かに呟く。

「嬉しかったんだ。とても」
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自己紹介:
妄想大好き酪農家。
牛と子供の世話に追われる
日々を送っています。
極度な面倒臭がり屋。
どうにかしなければと思いつつ
どうにもなっていません(汗)

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